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腕緘 : ウィキペディア日本語版
腕緘[うでがらみ]
腕緘(うでがらみ)は、を捻るないしは伸ばして等を極める格闘技における関節技である。
== 概要 ==
柔道での正式名称。片手で相手の手首をとり、もう一方の手で自分の手首を持つ肘への関節技の総称である。常用漢字読みを考慮し腕がらみとも呼ばれる。極めつづけると腱や靭帯を痛め、脱臼等を起こす。
総合格闘技プロレス、柔道、合気道ブラジリアン柔術古流柔術などに見られる、相手の片腕全体を脇の下から背中方向に内側に捻る技チキンウィングアームロックもその一つ。
大別して、チキンウィングアームロックと、相手の肘を固定して体の前側へ捻り上げるV1アームロック、相手の肘を伸ばすストレートアームバーの三種類に分かれる。
ブラジリアン柔術や総合格闘技では腕緘のことをキムラロック、もしくは単にキムラと呼ぶが、これは1951年10月23日、プロ柔道家としてブラジルに渡った柔道家の木村政彦マラカナン・スタジアムエリオ・グレイシーをこの技で破り、エリオが木村の強さに敬意を示してキムラロックと名付けたものである。この経緯は「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(増田俊也)に詳しく書かれている。
木村政彦は柔道の現役時代からこの腕緘を絶対的な得意技としていたが、その技術は拓大予科高専柔道に参加して徹底的に寝技を磨いたことによる。現在では一般的に使われている相手の道衣や帯で腕を縛って抑え込む技術も木村が開発したものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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