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腰帯 : ウィキペディア日本語版
腰帯[ようたい, こしおび]

腰帯(ようたい、、)は、脊椎動物の後肢の基部となる肢帯である。後肢帯 ()、下肢帯 () とも呼ばれる。
== 構成 ==
腰帯は基本的に以下の3種のから形成される。これらは全て内骨格性骨格である。
:
* 腸骨ilium
:
* 恥骨pubis
:
* 坐骨ischium
この三者が癒合したものを寛骨と呼ぶこともあり、骨盤と同じものと考えておおよそ間違いはない。肩帯はその構成する骨の多様性が大きく、群によってかなり異なる事が多いのに対し、腰帯はその進化上の始まりから、どの動物群においてもこの3種の骨で形成されていることにほとんど変化がない。肩帯のような構成骨数の増減もまれで、地中生活・水中生活などに対応して腰帯自体が退化している動物を除くと、ほぼ全ての動物にこの3種の骨が揃っている。ただし一部の動物で、恥骨の前方に前恥骨 (prepubis) と呼ばれる骨要素が現れることがある。
腸骨は腰帯の背部をしめる要素であり、恥骨は腰帯の腹側前方、坐骨は腰帯の腹側後方をしめ、三者の交点に寛骨臼(大腿骨の関節窩)が位置するのが通常である。腸骨は仙部肋骨を介して椎骨と結合する。大腿骨から関節窩を経て腰帯に伝えられた荷重は腸骨・椎骨間の結合によって体幹に伝わる。腰帯の腹側では左右の恥骨・坐骨が結合して、全体として腰帯は環状になっていることが多い。環状になっている場合、消化系・泌尿生殖系はこの環を通って後方に開口する。哺乳類陰茎のように、かなり前方に開口しているように見える場合でも、実際の尿管・生殖管は後方の骨盤開口部から前方に大きく迂回している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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