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腱鞘巨細胞腫 : ウィキペディア日本語版
腱鞘巨細胞腫[けんしょうきょさいぼうしゅ]

腱鞘巨細胞腫(けんしょうきょさいぼうしゅ、Giant cell tumor of tendon sheath:GCTTSICD-O 9252/0)は、四肢末梢の関節および腱鞘周辺に好発する軟部腫瘍である。同義語として結節性腱鞘滑膜炎(nodular tenosynovitis)が挙げられる。炎症性疾患ではなくれっきとした腫瘍性病変である。軟部腫瘍の旧分類(1993年)では関節滑膜腫瘍群に含められていたが、新WHO分類では線維組織球腫瘍の良性腫瘍群に移行した。これは後述するように本疾患が単核食細胞系細胞への分化が明瞭になったためである。しかし、本疾患と骨巨細胞腫(ICD-O 9250/1)との相同性を強調する研究報告もあり、今後も分類の変遷が予想される。類縁疾患として瀰漫型巨細胞腫(色素性絨毛結節性滑膜炎ICD-O 9251/0)が知られている。
== 疫学 ==
良性腫瘍であるので正確な発生頻度を記載した報告はないが、整形外科医が治療目的に切除する良性軟部腫瘍の中では脂肪腫、神経鞘腫に次いで多い疾患である。中年~壮年期の女性に多く、男女比は1:2と記載されたものが多い(Enzinger FM et al., 1995)。圧倒的に手指の指節間関節周囲の腱鞘に隣接して発生する例が多い。部位としては伸筋腱鞘周囲と屈筋腱鞘周囲がほぼ同頻度である。手指関節以外では膝関節、股関節、手関節、肘関節での発生が報告されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「腱鞘巨細胞腫」の詳細全文を読む



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