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腸液(ちょうえき)は、小腸の空腸で分泌されるアルカリ性の体液(消化液)である。 消化の最終確認をする消化液である。消化できる栄養素は解釈によって異なるが、主なはたらきは、蛋白質をアミノ酸に変えるものである。排便時、または肛門・直腸内に異物が侵入した場合、そのダメージを和らげるために分泌されることが多い。 かつては、腸液に炭水化物をブドウ糖に分解する酵素が含まれていると考えられていたが、炭水化物は膵液で二糖類のマルトースまで分解され、最終的に小腸の上皮細胞に存在するマルターゼ、スクラーゼ、イソマルターゼ、ラクターゼ、トレハラーゼなどの二糖類水解酵素により単糖類のグルコース、フルクトース、ガラクトースなどにまで分解されて初めて腸管からの吸収が可能となる〔炭水化物の消化・吸収・発酵とその利用 、山田和彦、独立行政法人国立健康・栄養研究所食品表示分析・規格研究部、栄養学雑誌 Vol.59 (2001) No.4 P169-176〕。 == 消化酵素 == *エレプシン - たんぱく質(が消化されたもの)を消化する。最終的にアミノ酸になる。 *リパーゼ - 脂肪を消化する。最終的に脂肪酸とグリセリンになる。 ※リパーゼの割合は少ない。従って書物によって脂肪を消化するか消化しないかの解釈が異なる。 *ヌクレアーゼ - 核酸を消化する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「腸液」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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