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腸管出血性大腸菌 : ウィキペディア日本語版
腸管出血性大腸菌[ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん]
腸管出血性大腸菌(ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん、enterohemorrhagic :EHEC)とは、ベロ毒素 (Verotoxin=VT) 、または志賀毒素 (Shigatoxin=Stx) と呼ばれている毒素を産生する大腸菌である。「病原性大腸菌」の一種である。
このため、VTEC (Verotoxin producing ) やSTEC (Shiga toxin-producing ) とも呼ばれる。この菌の代表的な血清型別には、O157が存在する。
この菌による感染症は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律により3類感染症として指定され、確認した医師は直ちに所轄する保健所などに届け出る必要がある。
== 歴史 ==

* 1982年 アメリカオレゴン州ミシガン州などでハンバーガーが原因食と推定される食中毒から O157:H7(O157)が初めて検出される。
* 1993年には、アメリカのシアトル周辺で大規模なハンバーガー食中毒事件も発生。
* その後北米欧州オーストラリアなどでも集団発生が相次いで発生している。
* 日本では、1990年埼玉県浦和市(現さいたま市)の幼稚園にて井戸水が原因とされる食中毒が発生した(園児2名が死亡)。
* 1996年 日本において、爆発的な発生が見られる。特に大阪府堺市においては小学校の学校給食で提供された食品が O157:H7に汚染されていた事により、10,000人を超える集団発生(堺市で小学生3名、岡山県で小学生2名が死亡)。
* 1997年以降、毎年千数百人の患者が発生している。〔

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「腸管出血性大腸菌」の詳細全文を読む



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