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腸鰓類
腸鰓類(ちょうさいるい)、あるいはギボシムシ類(-るい、Enteropneusta)は、半索動物に含まれる動物の1群で、細長い虫状の動物。先端に膨らんだ吻があり、和名はこれを擬宝珠に見立てたものである。海底の泥の中を這う動物である。 == 概説 == ギボシムシ類はフサカツギ類とともに半索動物門を構成する。フサカツギ類は固着性で触手を伸ばして微粒子を拾うのに対して、本群の動物は細長い虫状で海底に潜って這い回る不活発な動物で、全て海産である。体は先端の吻部、短い襟部、それに続く長い体幹に分かれる。付属肢や目に見える感覚器等はない。 幼生はトルナリアと呼ばれ、類似した幼生は棘皮動物にも見られる。基本構成が軟体動物などのトロコフォアと似ており、系統を論じる際に比較される。ただし直接発生をするものもある。 鰓裂があることから脊索動物との系統関係が論じられる。かつては脊索もあると判断され、そのためにホヤなどとともに原索動物に含められたことがある。 ちなみに和名は先端の吻部を擬宝珠に見立てたものである。英名はこれをドングリに見立てての命名である〔西村編著(1995),p.494〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「腸鰓類」の詳細全文を読む
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