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腹膜腔 : ウィキペディア日本語版
腹腔[ふくくう, ふくこう, ふっこう, ふっくう]

腹腔(ふくこう/ふくくう/ふっくう、Abdominal cavity)とは人間を含む哺乳類の身体の部分のうち、横隔膜より下部で腹部の内腔を指す。その下部には骨盤がある。腹腔内面や内部の内臓腹膜に覆われている。腹腔と腹膜腔を同義で用いることがしばしばあるが、厳密には、単純に横隔膜や腹壁に囲まれた空間を腹腔と呼び、その内面の腹膜によって作られる空間を腹膜腔という。例えるならば、壁紙を貼る前の部屋が「腹腔」、「腹膜」という壁紙で囲まれた空間を「腹膜腔」と呼ぶ。
:註:の読みはこうであるが、稀字でもあり、古くからこうくうの発音が混在していた。1943年(昭和18年)日本解剖学会の用語委員会が統一解剖学用語(Nomina Anatomica)の翻訳を行った際に、くうと発音することを決定した(同音の別字(孔など)との区別のためと推測される)。以後、医学分野においてはくうと発音するのが正則である
fr:Abdomen#Cavité abdominale
sw:Fumbatio


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「腹腔」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Abdominal cavity 」があります。



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