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腹部エコー : ウィキペディア日本語版
腹部超音波検査[ふくぶ ちょうおんぱ けんさ]

腹部超音波検査(ふくぶ・ちょうおんぱ・けんさ)とは腹腔内臓器に対して行う超音波検査である。一般的には肝臓胆のう膵臓脾臓腎臓・脈管系(下行大動脈下大静脈腎動脈)を対象とする。時に骨盤内臓器(膀胱前立腺子宮卵巣)も走査する。
: (骨盤内臓器は腹壁経由での走査が困難であることが多く、経直腸・経膣などの専用プローブで検査することが多い。)

== 腹部超音波でよく用いられる探触子 ==
探触子プローブ)としてはコンベックス型、セクタ型、リニア型が多い。プローブによって扱えるプログラム(アプリケーションやモード)が異なることが多く、一概にどれがよいとは言えないが、コンベックス型が腹部のスクリーニング診察ではもっともよく使われる。
;コンベックス型
:腹部超音波検査として最も一般的なプローブである。扇形のスキャン面(トランスデューサ)であるため、ある程度の接地面で広角の観察が可能である。
;セクタ型
:扇形の広角のスキャン面をもち接地面がきわめて小さいのが特徴である。主に心臓超音波検査で用いるプローブである。肋間走査で用いることが多い。コンベックス型と併用することで肝のドーム構造といった死角をかなり少なくすることができる。振動素子が少ないため画質が悪く、深部の観察には不向きである。
;リニア型
:長方形のスキャン面をもつ。コンベックス型、セクタ型では不向きな近距離の画質が良好であるため、浅部の観察に適している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「腹部超音波検査」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Abdominal ultrasonography 」があります。



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