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腹開き : ウィキペディア日本語版
魚の開き[さかなのひらき]

魚の開き(さかなのひらき)は、の加工法の一種で、腹又は背から包丁を入れて身を切り離さないように開く調理法。また、その加工によって開いた魚の干物。魚の開き方には背開きと腹開きがあり、魚体の大小や加工品の種類によって分けられる〔『丸善食品総合辞典』丸善 p.607-608 1998年〕。また、ウナギの蒲焼のように食習慣の違いから背開きと腹開きが分けられる場合もある〔『丸善食品総合辞典』丸善 p.608 1998年〕。
== 調理法 ==

=== 背開き ===
包丁を魚の頭に近い背側から入れてゆき両側の片身がともに腹側でつながった状態になるよう中骨に沿って尾に向かって開く方法〔『丸善食品総合辞典』丸善 p.607 1998年〕。英語表記は''dorsal splitting of fish''〔。サンマスケトウダラなどの塩干品、サバの塩蔵品などに用いられる方法である〔。また、関東風の蒲焼では背開きにして調理する〔杉田浩一編『日本食品大事典』医歯薬出版 p.328 2008年〕〔『丸善食品総合辞典』丸善 p.225 1998年〕。
背開きの方法には次のようなものがある。
* 魚の頭の部分も二つに割って背開きにする方法〔『料理食材大事典』主婦の友社 p.456 1996年〕。「すずめ開き」という〔。
* 魚の頭の付け根の中骨にまで包丁を入れ、魚の頭を片身のいずれかに付けた状態で背開きにする方法〔。「片そで開き」ともいう〔。
* 魚の頭の部分を落して背開きにする方法〔。
* 魚の頭には包丁を入れずに割らないまま背開きにする方法〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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