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臨時全ロシア政府[りんじぜんろしあせいふ]
臨時全ロシア政府(りんじぜんロシアせいふ、)は、1918年11月3日にロシアのオムスクに建国された短命政権。オムスク政府や沿海共和国ともいわれ〔ロシア語の通称は、十月革命まで存在したロシア臨時政府(正式にはロシア共和国)と同一である。〕、社会革命党や立憲民主党などが中心となっていた。1920年1月5日に政府が倒され、消滅した。首都はウファ、オムスク。言語はロシア語。アレクサンドル・コルチャークの独裁とも言われる。 == 成立 == 1918年9月8日から23日にかけてウファで会議が開かれ、ロシア臨時政府の後継政府を樹立することが議論され、最終的に5人の執政官による合議制の形態を採ることで合意した。行政は閣僚評議会が担当し、閣僚となった14人の内10人はシベリア共和国の閣僚が留任した。しかし、11月18日に陸海軍大臣のアレクサンドル・コルチャークがクーデターを起こし執政官会議を解体し、自身が最高指導者として全権を掌握した。コルチャークは元ロシア帝国外務大臣のを外務大臣に任命し、パリ講和会議に派遣し、ロシアの正当政府として支持を取り付けた〔Erik Goldstein ''The First World War Peace Settlements, 1919-1925'' p49 Routledge (2013)〕。
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