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自動復帰型ブレーカ : ウィキペディア日本語版
自動復帰型ブレーカ[じどうふっきがたぶれーか]

自動復帰型ブレーカ(じどうふっきがたブレーカ)とは、普通、小型のブレーカ、すなわちヒューズを用いないタイプの配線用遮断器(MCCB)などが、サージ電流、振動、あるいはなどの影響を受けて断(トリップ)状態となったとき、MCCBなどの外部もしくは内部にこれを検出、自動で再投入する機能を持つブレーカのことである。RB(リセット・ブレーカ)、ARB(オート・リセット・ブレーカ)などともいう。なお「えい・あある・びい」の呼称は山陽電子工業株式会社登録商標
== 概要 ==
MCCBはこれに接続された電力需要機器などの不具合による過大電流などを即座に遮断し、事故を防止するためのものであるが、電力需要機器の不具合のみならず、突入電流雷サージなどの過渡的な異常電流、また振動などによってもトリップすることがある。自動復帰型ブレーカはこの対策用に開発されたものである。MCCBのトリップが、電力需要機器の不具合によるものか、過渡的な異常電流によるものなのかを判断するために、一度再投入(試接続)を行い、ごく短時間のうちに再度MCCBなどがトリップした場合、二度と投入しない構造となっているものが多い。しかしながら、たとえ一度であっても、MCCBのトリップ原因を特定することなく再投入することは本来、危険なことであることから、今日では、過渡的な異常電流によるトリップであった場合にのみ、再投入する機能を持つものも開発され、実用に供されている。また、バイメタルなどと併せて一体化した小型のものも開発され、実用に供されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自動復帰型ブレーカ」の詳細全文を読む



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