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自家不和合性[じかふわごうせい]
自家不和合性(じかふわごうせい、英語:Heterothallism)とは、菌類に見られるもので、特定の他個体、他系統の株とでなければ有性生殖が成立しない性質のことである。 == 概論 == 自家不和合性(Heterothallism)というのは、一つは菌類において使われた言葉である。菌の種によって、有性生殖を単一の株の中で行える、つまり、一つの株だけを培養していても、その中で有性生殖を行うものと、適当な株同士を合わせた時にのみ有性生殖が行われるものがある。この場合の、自分だけでは有性生殖が行えないものを自家不和合(Heterothallic)であると言い、単独でも有性生殖が可能なものを自家和合(Homothallic)であると言う。最初にこの言葉を使ったのは菌類学者のブラケスレー(1904)で、ケカビ目の接合子形成に関してこの言葉を用いた。範囲を広げれば、多くの有性生殖をする生物にも適用し得る言葉でもある。しかしながら、類似の現象で、別に考えた方がよいものもあり、適用が妥当かどうかの判断は難しい。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自家不和合性」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heterothallic 」があります。
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