翻訳と辞書 |
自己免疫性小脳失調症[じこめんえきせいしょうのうしっちょうしょう] 自己免疫性小脳失調症(auroimmune cerebellr ataxia)は自己免疫の機序で小脳が障害される疾患の総称である。 Immune-mediated cerebellar ataxiasはほぼ同様の概念である〔Cerebellum. 2015 PMID 25823827〕。ここでは傍腫瘍性神経症候群である腫瘍随伴性免疫性小脳失調症も免疫介在性の機序であり含めて述べる。非腫瘍性の自己免疫性小脳失調症としてよく知られているのは抗GAD抗体陽性小脳失調症高力価型、抗GAD抗体陽性小脳失調型低力価型、橋本脳症小脳失調型、抗クリアジン抗体陽性小脳失調症、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、神経ベーチェット病などである。自己免疫性小脳失調症に含まれる疾患は小脳皮質のプルキンエ細胞の変性が主体のものが多い。 == 小脳失調症 == 小脳失調症には様々な疾患が含まれており〔Lancet Neurol. 2010 9 94-104. PMID 20083040〕、多系統萎縮症、遺伝性脊髄小脳変性症、皮質性小脳萎縮症、その他の原因が判明した症候性皮質性小脳萎縮症が含まれる。症候性皮質性小脳萎縮症には先天奇形など構造的なものや、腫瘍性のものをはじめ、中毒(アルコール、抗てんかん薬、抗うつ薬、リチウム、抗がん剤など)、代謝(甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏)、免疫介在性(抗GAD抗体陽性小脳失調症、抗グリアジン抗体陽性小脳失調症)、傍腫瘍性(傍腫瘍性神経症候群、特に抗神経抗体として抗Hu、Yo、Ri、Tr、CV2、Ma、PCA2などが知られている)など数多くの原因が報告されている。以下に成人発症で緩徐進行性に小脳失調を起こす症候性皮質性小脳萎縮症をまとめる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自己免疫性小脳失調症」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|