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自己免疫性溶血性貧血 : ウィキペディア日本語版
自己免疫性溶血性貧血[じこめんえきせいようけつせいひんけつ]

狭義の自己免疫性溶血性貧血(じこめんえきせいひんけつ、autoimmune hemolytic anemia; AIHA)とは、温式抗体に属する自己抗体により赤血球感作され、溶血をきたす疾患である〔〔。広義には寒冷凝集素が関与する寒冷凝集素症やドナース・ランドスタイナー抗体(Donath-Landsteiner antibody)に伴う発作性寒冷ヘモグロビン尿症などの比較的稀な病態も含めることもある〔。さらに各種薬剤に起因する薬剤起因性免疫性溶血性貧血を合わせて免疫介在性溶血性貧血と称することもある。
本項では特にことわりのない限り、ヒトにおける狭義の自己免疫性溶血性貧血について解説する。
== 疫学 ==
日本の統計では、溶血性貧血の約3分の1を自己免疫性溶血性貧血が占める〔。好発年齢は二峰性に分布しており、10~30歳の若年者層と60歳以降の高齢者層にピークがある〔。若年者層の男女比は1対1.6とやや女性に多いとされる。高齢者層では男女差はみられない〔。
なお自己免疫性溶血性貧血は、2005年1月1日から医療費助成対象疾病(指定難病)となっている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自己免疫性溶血性貧血」の詳細全文を読む



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