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自己調整法 : ウィキペディア日本語版
自己調整法[じこちょうせいほう]

自己調整法(じこちょうせいほう、Self Regulate Method: SRM)は、ドイツの精神科医シュルツ (J.H. Schultz) による自律訓練法をもとに、池見酉次郎によって日本人向けに改良された自己催眠法であり、治療技法である。ストレス緩和、心身症神経症などに効果がある。
== 歴史 ==
もとはドイツの大脳生理学者フォクトの臨床的催眠研究に基づく。自己調整法の原型となる自律訓練法のさらに原型は1926年に発表された "autogene Organ bungen" である。その後基本的枠組みが確立し、1932年に自律訓練法として再体系化されたものが発表された。この年が自律訓練法の創始年とされている。
ベルリン大学の教授であったシュルツは、催眠状態に入って心身共にリラックスした人では手足を中心とした温かい感じが起こることに気づいた。やがてシュルツは手足が温かく感じられるような状態を自分で作ることができれば、催眠状態の場合のように他人の力を借りなくても自分で心身がリラックスした状態に入れると考えた。そして、リラックスした姿勢で座っている人に自己暗示によって、手足の温感・ひたいの涼しい感じなどを起こす自発的な訓練を行う方法として、自律訓練法を開発した。
日本には、第二次世界大戦後、心身医学とともにアメリカから流入し、自律訓練法が初めて紹介されたのは1950年代に入ってからのことである。自己調整法は池見らが、自律訓練法を日本人向きに「いつでも・どこでも・だれでも」実践できるように改良したものである。
 

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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