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自然対数の底 : ウィキペディア日本語版
ネイピア数[ねいぴあすう]

ネイピア数(ネイピアすう、)は数学定数の一つであり、自然対数の底である。記号として通常は ''e'' が用いられる。その値は
:''e'' = 2.71828 18284 59045 23536 02874 71352 …
と続く超越数である。ネピアの定数、ネピア数とも呼ばれる。欧米ではオイラー数 (Euler's number) と呼ばれることもあるが、オイラーの定数 ''γ'' やオイラー数列とは異なる。
== 歴史 ==
ネイピア数に関する最も古い研究は、1618年ジョン・ネイピアによって発表された対数の研究の付録に収録されていた表である。その表自体はウィリアム・アウトレッドによって書かれたとされているが、そこで実際に記述されていたのは自然対数のいくつかの値だけで、対数の底自体は含まれていなかった。
初めてネイピア数そのものを見い出したのはヤコブ・ベルヌーイだとされていて、
:\lim_ \left( 1+\frac \right)^n
を求めようとした。これは ''e'' に等しくなる。
この数に初めて定数記号を割り当てたのはゴットフリート・ライプニッツだとされている。1690年と1691年のクリスティアーン・ホイヘンス宛ての手紙の中で、記号 ''b'' を用いた。レオンハルト・オイラーは、1727年からこの数を表すのに記号 ''e'' を使い始め、オイラーによる1736年の『力学』がネイピア数を ''e'' で表した最初の出版物となった〔YEO・エイドリアン 『πとeの話 数の不思議』 p.85、青土社、2008年〕。その後しばらくは ''c'' によってこの数を表す流儀もあったが、やがて ''e'' が標準的な記号として受け入れられるようになった。
オイラーは、指数関数 ''a'' が
:\frac a^x =a^x
を満たすとき ''a'' = ''e'' であることや、 の積分として定義された自然対数の底でもあることを示した。したがって、一般には ''e'' を自然対数の底と呼ぶことが多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ネイピア数」の詳細全文を読む



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