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自然水銀[しぜんすいぎん]
自然水銀(しぜんすいぎん、native mercury、mercury)は鉱物(元素鉱物)の一種。化学組成は Hg。常温で液体の鉱物。 主に辰砂(HgS)とともに産し、水銀の鉱石鉱物となる。 水銀鉱山では採掘の際に機材の熱で自然水銀が気化し、有毒な水銀蒸気が発生する。このため、鉱山労働者は水銀蒸気用の防毒マスクを着用し従事していた。 == 産出地 == 日本国内では徐福伝説のある佐世保市相浦の佐世保層群相浦層、北海道のイトムカ鉱山や奈良県の大和水銀鉱山での産出が有名である。このうち、イトムカ鉱山は自然水銀が主体であり、削岩中に鉱脈から水のように自然水銀が噴き出す事もあったという。古代には、表層部もしくは浅い地層に中小規模の鉱床が多数存在していたが、採掘が容易で目立つ事(表層部に存在するものは泉のようになる事もあるという)からそれらは中世までにはほとんどが掘り尽くされたと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自然水銀」の詳細全文を読む
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