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自爆装置 : ウィキペディア日本語版
自己破壊装置[じこはかいそうち]

自己破壊装置(じこはかいそうち)とは装置自体に自らを破壊する目的で取り付けられている装置である。爆薬を使用して物理的な破壊を行うものは通称自爆装置(じばくそうち)と呼ばれている。近年では地雷に自己破壊装置を内蔵することが条約で義務化されている。
また、フィクションの作品において頻繁に登場する。
== 使用目的 ==
;機密保持
:兵器などにおいて、敵に鹵獲される前に軍事機密などを保護する。
:
*ほとんどの場合組み込まれた装置としては存在せず、別に用意された爆薬などを使って破壊する。
:
*高度な軍事技術を用いた機密性の高い兵器の場合、鹵獲後の分解調査の危険を避けるため、内部に少量の爆薬を組み込んでおくことがある(強引に分解しようとすると、機密部分のみが破壊される)。
;不正取得品の再利用を防ぐ
:盗まれた機械が正規の使用者以外に使用されるのを防止する。
:
*パスワードの入力ミスを繰り返す、また付属品が欠落した状態で起動などの条件を満たすと使用不能状態になる、など。
;装置の処分の簡易化および安全化
:通常ならば危険を伴い、または時間のかかる処理を簡単にする。
:
*地雷機雷などに、一定期間を経過すると自動で起爆、または不発状態になって無力化させる装置をつける、など。
;脱出装置
:機体構造を破壊することで搭乗員が逃げるための出口を確保する。
:
*航空機用として、固定されたパネルを吹き飛ばす分離ボルトや、キャノピーを砕くプリマコードが使用されている。
;証拠隠滅
:犯罪などの証拠を隠滅する。
:
*パチスロ体感器に自爆装置を内蔵し、逮捕されても装置の使用を立件する証拠をなくす、など。
;安全確保
:機械の異常や暴走による被害を阻止する。
:
*観賞魚用のヒーターサーモスタットが壊れた時、温度ヒューズが切れて過度の過熱を防ぐ、など。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自己破壊装置」の詳細全文を読む



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