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自由加群 : ウィキペディア日本語版
自由加群[じゆうかぐん]
数学において、自由加群(じゆうかぐん、) とは、加群におけるである。集合 E が与えられたとき、E 上の自由加群とは基底 Eをもつ自由加群である。たとえば、すべてのベクトル空間は自由であり〔Keown (1975), 〕、集合上の自由ベクトル空間は集合上の自由加群の特別な場合である。任意の加群はある自由加群の準同型像である。
== 定義 ==
R-加群 M について、集合 E\subseteq MM基底であるとは、次の2条件を満たすことである。
# EM を生成する。すなわち、M の任意の元は E の元に R の係数をかけたものの有限和である。
# E は一次独立である。すなわち、任意の E の互いに異なる有限個の元 e_1, e_2, \dotsc , e_n に対して r_1 e_1 + r_2 e_2 + \dotsb + r_n e_n = 0_M であれば、r_1 = r_2 = \dotsb = r_n = 0_R となる。(ただし 0_MM の零元で、0_RR の零元である。)
R-加群 M が基底をもつとき、M自由加群であるという〔Hazewinkel (1989), 〕。
Rinvariant basis number をもてば、定義によって任意の2つの基底は同じ濃度をもつ。勝手な(したがってすべての)基底の濃度を自由加群 Mランク階数)と言い、濃度が有限ならば、M を''ランクnの自由加群''、あるいは単に''有限ランクの自由加群''と言う。
(2) から直ちにわかることだが、(1) の係数はすべての x について一意的である。
無限自由基底の定義は、E が無限に多くの元をもつことを除いて、同様である。しかしながら、和は有限であり、どの x についても E の有限個の元しか含まれない。
基底が無限のとき、M のランクは E濃度である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自由加群」の詳細全文を読む



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