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自脱型コンバイン[じだつがたこんばいん]
自脱型コンバイン(じだつがたコンバイン、あるいは自脱式コンバイン)とは、農作物、特にイネやムギを収穫するための農業機械の1つである。普通型コンバインについては、コンバインハーベスター参照のこと。 == 概要 ==
自脱型コンバインは、稲や麦を刈り取りながら脱穀する機能を備えた農業機械である。旧来、稲刈りは鎌による手刈りやバインダーと呼ばれる刈取り専用の農業機械で行い、その後脱穀機やハーベスターで脱穀していたが、自脱型コンバインはその一連の収穫作業を一台の機械で行えるようにした。刈取機と脱穀機を組み合わせたその構造から combined、すなわちコンバインと呼ばれる。日本では最初、輸入されたコンバインハーベスターが使われたが、収穫時の水分が高い稲の刈取りに対応するため、日本独自の自脱型コンバインが開発された。自脱型コンバインは、刈り取られた作物を整然と搬送して、穂先のみを脱穀機に投入するのを特徴とする。 自脱型コンバインはその営農規模に合わせて、8馬力の2条刈から120馬力の7条刈〔井関農機、業界初7条新型コンバインを発表 農機新聞、2009年10月26日付記事〕まで、様々な大きさがあり、農業機械の中でも特に高価な部類に入る。農林水産省の統計〔平成18年の国内出荷台数 農林水産省・生産技術課まとめ 2010年3月閲覧〕による自脱型コンバインの地域別出荷台数と条数別構成比を表に示す。 過去には運転者が歩きながら操作する小型の歩行型もあったが、現在市販されているコンバインは全て乗用型となっている。しかし、小型の2条刈コンバインに限り、田の出入りやトラックへの積み下ろしのために、歩きながら操作が出来る機構を有する機種がある。小型の自脱型コンバインは省力化の目的でハーベスターの代用としても利用される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自脱型コンバイン」の詳細全文を読む
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