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自転地球儀世界[じてんちきゅうぎせかい]
『自転地球儀世界』(じてんちきゅうぎせかい)は、日本のファンタジー小説のシリーズ。田中芳樹によって第2巻まで書かれた後、長らく中断されていたが、2003年に一条理希著の第3巻が徳間デュアル文庫から刊行された。 == ストーリー == クリスマスを間近に控えたある日、白川周一郎は冷たい雨と風を避けて入った骨董屋で、この地球とは異なる大陸や地形の描かれた地球儀を買って帰った。それと入れ替わるようにして不穏な二人組が入店する。購入者が誰かを店主の老婦人に尋ねる二人であったが、老婦人は買った人間の戸籍調査などしていないと突っぱねた。数日後、周一郎が姪と住む家に一流企業「シグマ社」のスカウトを名乗る人物が現れる。東洋新聞社で『週刊東洋』の記者を務めていた彼の能力を買って、と言う。破格の条件を提示してきたが、シグマ社の不正を暴こうとして編集長と争った辞めた周一郎はこれに怪しさを感じずにはいられない。シグマ社の目的は周一郎が購入した地球儀であった。地球儀は異世界へと繋がる門であり、そこに描かれていたのは異世界の大地の形である。シグマ社の実質上の支配者・倉橋楓子は地球儀の力を用いて異世界に武装集団を差し向け、侵略するという野望を抱いていた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自転地球儀世界」の詳細全文を読む
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