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臭化シアン : ウィキペディア日本語版
臭化シアン[しゅうかしあん]

臭化シアン(しゅうかシアン、)は、分子式 CNBr で表される無機化合物ヨウ素シアン擬ハロゲン化合物であり、生体高分子領域でペプチド合成などにおいて重要な役割を果たす。
== 構造、性質 ==
一般にCNBrまたはBrCNの化学式で表される。炭素窒素の間は三重結合、炭素と臭素の間は単結合となる。極性を持つが水中でイオン化されないため、極性有機溶媒と水の両方に溶ける。臭化シアンは、シアン化ナトリウムと臭素からジシアンを通じて2段階の合成により生成することができる。
:2 NaCN + Br2 → C2N2 + 2 NaBr
:C2N2 + Br2 → 2 CNBr
加水分解により、シアン化水素次亜臭素酸を生じる。
:CNBr + H2O → HCN + HBrO

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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