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臭化鉄(III) : ウィキペディア日本語版
臭化鉄(III)[しゅうかてつ]

臭化鉄(III)(しゅうかてつIII、Iron(III) bromide)は、化学式 FeBr3無機化合物である。赤褐色の化合物で、芳香族化合物ハロゲン化ルイス酸触媒として使われる。と反応して酸性を示す。
== 構造、合成、性質 ==
FeBr3はFeを中心とした六配位、正八面体構造を特徴としたポリマー構造を形成する〔Holleman, A. F.; Wiberg, E. "Inorganic Chemistry" Academic Press: San Diego, 2001. ISBN 0-12-352651-5.〕。安価に販売されており、金属鉄を臭素で処理することで作られる:
:2 Fe + 3 Br2 → 2 FeBr3
200℃以上に熱すると分解して臭化鉄(II)となる。
:FeBr3 → FeBr2 + 0.5 Br2
塩化鉄(III)は非常に安定であり、臭素より大きな酸化力を持つ。そして、従来の傾向に追随して、ヨウ化鉄(III)はその三臭化物より不安定である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「臭化鉄(III)」の詳細全文を読む



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