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臭水 : ウィキペディア日本語版
原油[げんゆ]

原油(げんゆ)は油田から採掘したままの状態で、精製されていない石油をいう。
埋蔵状態としては、油田(地下)、オイルシェール(地下の頁岩に含まれる。)、タ-ルサンドレークアスファルト等がある。
特に2000年代になってオイルシェールを水圧破砕法で取り出す技術がアメリカで開発され、「シェール革命」と言われるほどの産出量になっている。
採掘後、ガス水分、異物などを大まかに除去したものが原油である。黒くて粘り気のある液体であり、様々な分子量炭化水素の混合物が主成分である。他に硫黄酸素窒素を含む化合物を少量含む。組成炭素が83-87%、水素が11-14%、硫黄が5%以下、その他の元素は2%以下である。比重は0.8-0.98。
原油は鉄鉱石石炭と並んで主要な鉱物資源である。2001年時点で全輸出量の約5割を占めるOPEC加盟国だけでも、輸出によって2,100億ドル以上を得ている。以下に、埋蔵量、産出量、貿易消費についてまとめた。統計資料には石油開発資料2003とEnergy Statistics Yearbook 2001を用いた。
== 歴史 ==
原油は古くから日常生活に利用されてきた。例えば紀元前3000年ごろのエジプトミイラには防腐剤として天然のアスファルトが用いられている〔アスファルト利用の歴史,日本アスファルト協会 〕。このほか、剤、建築物の詰め物のほか、一時的な灯火としても利用された。いずれも地表に染み出してきた原油、アスファルトを採取して利用していた。
中世において最も大規模に原油を利用していたのはアゼルバイジャンバクーである。地表だけでなく、35mの深さまで掘り下げられた油井から原油を採取していた。
原油が資源として大量利用されるようになったきっかけは19世紀半ばに鯨油に代わって灯油ランプ油として利用されるようになってからである。需要が伸びるにつれ採掘の必要性が高まり、米国のドレーク(:en:Edwin Drake)は、ペンシルベニア州に初の油井を建造、1859年8月に原油の採取に成功した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「原油」の詳細全文を読む



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