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興山寺(こうざんじ)は、和歌山県紀の川市にある真言宗御室派の寺院。 山号を安楽山(あんらくさん)と称する。本尊は不動明王、開基(創立者)は木食応其である。 本堂は国の登録有形文化財に登録されている。 == 歴史 == 木食応其による紀の川から安楽川への用水路整備により、安楽川荘の農民は水不足が解消しただけでなく、新規に荒廃地を開拓することも可能になった。この大事業の完成を受けて、荘内の住民が応其上人の威徳を讃えるために、天正18年(1590年)正月から本堂(護摩堂)の造営を始め、同2月には上人坐像が完成、同3月には本堂が完成したものとみられる。〔「和歌山・桃山町 興山寺所蔵の木食應其上人関係資料」 『北海学園大学人文論集』 36号、2007年、289−324頁。 〕 また、同寺は応其上人が、俗体のころにもうけた一人娘「こま」の住まい近くに隠棲するため創建したとの由縁もある。〔福井文雄 「木食上人の生涯とその事績」 興山寺(私家版)、1970年。〕 いずれにしても、興山寺の寺名の由来は高野山の「中興開山」から来ており、金剛峯寺の前身である興山寺と無関係ではない。 昭和27年(1952年)5月に高野山真言宗から真言宗御室派へ転派している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「興山寺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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