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舌がん : ウィキペディア日本語版
舌癌[ぜつがん]

舌癌(ぜつがん)は、口腔癌の一つで、前方2/3(有郭乳頭より前方)と舌下面の範囲で発生する腫瘍。口腔癌の中で最も多く、報告によっても差があるが、口腔癌全体の30%〜60%を占め〔浦出 (2010)〕〔覚道 (1998)〕〔SO Krolls, S Hoffman (1976)〕、そのほとんどは舌縁部に発生する〔白砂 (2010)〕。
== 概念 ==
舌癌とは、前方2/3(有郭乳頭より前方)と舌下面の範囲で発生する腫瘍で、口腔癌の一つとして、最も発生頻度が高い腫瘍である。通常、目に見える範囲であるため、早期発見は容易であるが、疼痛などの自覚症状が無い場合、放置され、腫瘍が進行してから医療機関を受診することもある。
舌根部(舌後方1/3)は中咽頭に含まれ〔、この部位の腫瘍は舌癌ではなく口峡咽頭癌/中咽頭癌に分類される。
近年、発症者、死亡者は年々増加しており、2002年の日本における舌癌の死者は1147名と30年前の2.7倍にまで増加している〔佐藤 他 (2005)〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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