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船主(せんしゅ、ふなぬし)とは、船舶を所有する者のことである。発音が同じ「船首」(せんしゅ)と区別するため「船主」を「ふなぬし」と読むことがある。 船主が、英語でシップオーナー(Ship owner)と呼ばれるのに対し、船の運航者はオペレーター(Operator)と呼ばれる。 「船主」という言葉を使うときは、後者の例で「オーナー」に徹し、専ら海運会社に船を貸し出す立場の者を意味することが多い。 海運業に於いては、海運会社自身が所有(Ownership)と運航(Operation)の両方を実施する場合と、所有と運航とを分業し、海運会社は船主から船を借り、運航のみを実施する場合がある。 日本では愛媛県の今治市を中心に、船主を生業とする事業者が偏在して、日本全体の外航船舶の約30%を保有している〔池田良穂著 『船の最新知識』 ソフトバンク クリエイティブ(株) 2008年11月24日初版第一刷発行 ISBN 9784797350081〕。愛媛船主(エヒメオーナー)は、ギリシャや香港の船主と並び、世界の海運界でも有名な存在である。愛媛船主は様々な船を持っており、保有船隻は約830隻、資産価値にして約2兆円とされている。 〔Movers&Shakers - 朝日新聞GLOBE、2012年1月29日閲覧。〕市内には金融機関や保険会社、総合商社、法律事務所などが船主向けの企業が多数立地している。 海運会社自身の所有や愛媛船主であっても、便宜置籍船とされることが多く、船籍港はパナマやリベリアといった便宜置籍国となる。 ==関連項目== *日本船主協会 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「船主」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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