|
船体消磁(せんたいしょうじ、Deperming)とは主に軍艦の船体を消磁すること。 潜水艦を含む軍艦では海上・海中・空中の磁気の乱れによって敵に発見・攻撃される恐れや磁気感応式機雷に反応するリスクが高まるため、不必要な磁気を船体から除く必要がある。 == 船体磁気 == 船体の磁気は静磁気と動磁気に分けられ、静磁気はさらに誘導磁気と永久磁気に分けられる。動磁気も渦電流磁気と浮遊磁気に分けられる。 ;誘導磁気 :誘導磁気は地磁気によって誘導されるもので船体の形状と方向、透磁率、重量、地磁気によって変化する。船体が南北方向を向くと誘導磁気が強くなる。永久磁場は船体が磁石となってずっと持ち続ける磁気である。 ;永久磁気 :永久磁気は建造時の船体鋼板の切断や溶接の時から着磁が始まる。船体が建造時、船台に長期間置かれるだけでも着磁する。 ;渦電流磁気 :渦電流磁気はアルミなどが地磁気中を運動することで発生する誘導電流から発生する。 ;浮遊磁気 :浮遊磁気は発電機や主機、電気回路から発生する。 船体磁気は3軸の方向別にLM(Longitudinal magnetism、縦方向)、VM(Vertical magnetism、垂直方向)、AM(Athwartship magnetism、横方向)に分解できる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「船体消磁」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|