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船舶気象通報(せんぱくきしょうつうほう)とは、沿岸海域を航行する船舶や操業漁船、また、プレジャーボートや磯釣り等の海洋レジャーの安全を図るため、海上保安庁が各地の灯台等で計測した気象データを毎時定期的に送信しているもので灯台放送とも呼ばれる。 但し、電波法令上は特別業務の局による同報通信 〔電波法施行規則第2条第1項第20号 「同報通信方式」とは、特定の二以上の受信設備に対し、同時に同一内容の通報の送信のみを行なう通信方式をいう。(送り仮名の表記は原文ママ)〕 である。 == 概要 == 気象観測が行われている航路標識のうち船舶気象通報の対象となっている航路標識における気象観測の結果が毎時定刻の時間帯に放送されている。 放送順序は毎正時においてスタートし太平洋岸を宮古島から釧路へ、ついで日本海岸を大瀬埼(女島灯台自動化により女島から変更)から焼尻島へと1時間で一周している。なお、津軽海峡については海象の厳しさから1時間に2回放送を行っている。 波の高さについては現在では小数点1桁(例:1.7mなど)まで放送されるようになっている。 気象通報を行う航路標識名と気象観測を行う航路標識は必ずしも一致しない。例えば越前岬灯台からは経ヶ岬灯台の気象データが放送される(下表参照)。 なお、海上保安庁の沿岸域情報提供システム(MICS)では、船舶気象通報で放送される航路標識を含め、全国各地の気象観測が行われている航路標識における気象の情報がテレホンサービスやインターネットなどで提供されている(海上保安庁沿岸域情報提供システム(MICS) )。また、気象警報等についてはNAVTEX送信所(ナブテックス和文424kHz、英文518kHz、那覇、門司、横浜、小樽、釧路)でも文字通信の形で放送されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「船舶気象通報」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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