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艦隊航空隊(かんたいこうくうたい、 / FAA)は、イギリス海軍の航空機による作戦をつかさどる部門である。艦隊航空隊にはおよそ6,200人の人員が所属し、これはイギリス海軍の総人員の15%以上にあたる。そしておよそ200機の実戦機と50機以上の支援および訓練用航空機を運用している。 艦隊航空隊は、アグスタウェストランド マーリン、ウェストランド シーキング、ウェストランド リンクスなどのヘリコプターのほか、以前はハリアー GR7/GR9も運用していた。リンクスやウェストランド ワスプのようなヘリコプターは1964年以降、小型艦船に配備され、かつて使われていたフェアリー ソードフィッシュのような脆弱な複葉機で遂行されていた任務と役割を引き継いだ。 イギリス軍では陸上基地で運用する対潜哨戒機(BAE ニムロッド)は空軍の管轄になっている。 == 沿革 == === 草創期 === イギリスの海軍航空は1909年、軍用飛行船の建造で始まった〔Naval Aviation History & FAA Origins - Fleet Air Arm Archive 〕。イギリス海軍はその最初のパイロットを1911年に誕生させたが、1912年5月、海軍および陸軍の航空部隊は統合されてイギリス軍航空隊(Royal Flying Corps、RFC)となった。RFCは陸軍ウィングと海軍ウィングで構成されたが、1914年7月、海軍省は海軍ウィングを独立させて自らの下部組織とし、イギリス海軍航空隊(Royal Naval Air Service、RNAS)と改称した。 1914年8月に第一次世界大戦が勃発したとき、RNASが所有していた航空機は、海軍脱退後のRFCより多かった。RNASの主要な任務は艦隊偵察であり、敵の軍艦・潜水艦を沿岸に捜索することであり、また敵国の沿岸領域を攻撃し、かつイギリスを敵の空襲から守ることであって、そのために西部戦線に沿って展開した。1918年4月、RNAS(この時点で67,000人の将兵、2,949機の航空機、103隻の飛行船、126の沿岸基地を持っていた)はイギリス陸軍航空隊と合併してイギリス空軍となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「艦隊航空隊」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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