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稽古屋[けいこや] 稽古屋(けいこや)は落語の演目の一つ。上方、東京とも同じ題である。初代桂小文治、2代目桂小文治、5代目桂文枝、5代目古今亭志ん生などが得意とした。「はめもの」が効果的に使われる音曲噺である。なお、上方では時間の都合で前半部を「色事根問」の演目名で独立して演じられることが多い。 == あらすじ == 喜六が甚兵衛はんに「わたいも女子にもてたいンやけど、何かええ知恵おますか。」と相談する。金、容姿、性格、などいろいろ聞いてみるとどれも当てはまらない。極めつきは「宇治の名物蛍踊り」という珍妙な踊りで、呆れた甚兵衛、「そんなのでは惚れてる女子も逃げてまうわ。どや、わしが稽古屋のお師匠はん紹介したるさかい、行ってみたら。」と自身の芸名「一二三」を与える。 言われるままに喜六、町内の稽古屋のところにやってくると、折しも踊り「娘道成寺」の稽古の最中である。喜六は面白がって表からさんざんに茶々を入れ、ついには「甚兵衛はんの紹介できましたんや。今日からあんたの手下や。」と上がりこむ。周囲に笑われるが喜六は気がつかず「女子にもてる踊りを教えとくはなれ。」と図々しく師匠に頼み込むが、師匠は折角ながらそんな踊りはない。「色は指南の他でおますがな。」とやりこめる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稽古屋」の詳細全文を読む
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