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芋がら縄 : ウィキペディア日本語版
芋がら縄[いもがらなわ]
芋がら縄(いもがらなわ)は、鎌倉時代から戦国時代末期にかけての野戦食(レーション)のひとつ。
芋の芋茎、芋がら、ずいき)を帯のように長く編み、味噌で煮しめて作る。芋がらも味噌も普通の食材であるため、これ単体でも携帯食として運用が可能となる。
通常時は、荷物として兵士が腰に巻きつけて所持するか、荷物を縛る縄として用いて、必要な時にちぎって使用する。実際に喫食する場合、兵士はこれを必要な長さ分、ちぎって鍋(多くは逆さまに吊るした陣笠であったという)へ投入する。その後、鍋に水をたっぷり入れ、下から火で加熱する。これにより染み込んでいた味噌がとけ出し、煮込まれることで芋がらもやわらかくなり、味噌汁が完成する。
現代でも芋茎は味噌汁の具として用いられ、納豆汁に芋がらを入れることもある。
== 関連項目 ==

* 味噌汁
* 芋茎
* 陣中食
* レーション


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「芋がら縄」の詳細全文を読む



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