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芝浦球場[しばうらきゅうじょう]
芝浦球場(しばうらきゅうじょう)は、かつて東京府東京市芝区 (現・東京都港区)にあった野球場。日本初のプロ野球球団である日本運動協会の本拠地であった。 ==歴史== 1921年(大正10年)春、日本初のプロ野球球団である日本運動協会の本拠地として芝浦の埋め立て地に建設される。 日本運動協会は結成から約1年間試合を行わなかったため、当初は早稲田大学野球部のOBチームである稲門倶楽部と慶應義塾大学野球部のOBチームである三田倶楽部との試合がメインイベントであった。翌1922年からは、日本運動協会対早稲田大学野球部の試合を最初に、日本運動協会の試合が多く行われるようになる。 以後も、三田倶楽部対大リーグ選抜戦(太平洋戦争前で唯一の、アメリカのプロチームに日本のチームが勝利した試合)や、日本運動協会対天勝野球団戦(日本国内初の、プロ球団同士の試合)が行われるなど順調だったが、1923年9月1日、関東大震災の被害に遭う。地震自体には耐えたものの、戒厳司令部によって救援物資の集積場として徴発され、柵やスタンドなどの設備は取り壊されてしまった。当初は非常時のためやむを得ないとしていた日本運動協会だったが、秩序が回復した翌年1月になっても、返却されるどころかグラウンド上に倉庫が建設されるに及んで、興行の継続を不可能として解散を決断。そのまま芝浦球場も消滅した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「芝浦球場」の詳細全文を読む
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