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花の15期生 : ウィキペディア日本語版
馬事公苑花の15期生[ばじこうえんはなの15きせい]
馬事公苑花の15期生(ばじこうえんはなの15きせい)とは、馬事公苑において第15期長期騎手講習(1964年〔『優駿1997年3月号、pp.110-111〕 - 1966年〔長期騎手講習の期間は2年であった。競馬学校設立による騎手講習課程変更により、講習期間が3年となった。〕)を経て中央競馬騎手となった者の総称である。競馬の世界では単に「花の15期生」〔『優駿』1997年4月号、p.111〕というとこの者たちを指すこともある。
== 解説 ==
1964年に15期生として馬事公苑に入苑したのは16名〔〔『優駿』1997年4月号、p.110〕で、うち騎手となった者が14名〔、調教助手として競馬サークル内に残った者が1名〔この人物は浅見国一厩舎の助手となり、1974年春の阪神障害ステークスを担当馬のケイキットで制したが、このとき騎乗したのは同期の日高三代喜であった。〕、競馬とは関係ない仕事に就いた者が1名となっている。
15期生からは岡部幸雄柴田政人伊藤正徳の3人の東京優駿(日本ダービー)優勝騎手、不世出の天才と呼ばれた騎手顕彰者福永洋一など、有能な騎手を数多く輩出した。その一方で、競走中に発生した落馬事故が直接の原因となって石井正善佐藤政男の2名が殉職、福永洋一、柴田政人らが落馬による怪我がもとで騎手を引退しているなど、華やかさと同時にある種の悲劇性をも持ち併せている世代である。
岡部・柴田・福永の3人は中央競馬の全国リーディングジョッキーともなっているが、そのような例は騎手養成機関が競馬学校に移って以降を含め、ほかの年度にはみられない。また15期生は毎年同窓会を開く〔など仲がよいが、彼らを取材した作家の木村幸治によればこれも「特殊例らしい」のだという〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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