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「花はどこへ行った」(はなはどこへいった、原題 ''Where have all the flowers gone?'')は、フォークの楽曲。アメリカンフォークの父とも形容されるピート・シーガーによる作詞作曲であり、シーガーの代表作でもある。「花はどこへ行ったの」と訳される場合もある〔2005年に発売されたCD『エッセンシャル・ピート・シーガー』の日本語解説などでは、この表記を採っている。〕。 最初の録音の後、歌詞の一部をジョー・ヒッカーソン(Joe Hickerson)が補った形で広まったことから、シーガーとヒッカーソンの共作ともされる。 == 歴史 == 1955年、ピート・シーガーが制作。ロシアの作家、ミハイル・ショーロホフの『静かなドン』の最初のほうに出てくる、コサックの民謡の歌詞にヒントを得たのだという。シーガーはこれに曲をつけたが、既存のフォークソングを参考とした可能性もある。シーガーは、『''Rainbow Quest''』というレコードに収めたメドレーの中で、3番までの歌詞でこの歌を録音し、そのままこの歌を忘れていた。その後、ジョー・ヒッカーソン(Joe Hickerson)が4番と5番の歌詞を書き加え、1961年に著作権が登録し直された。この歌詞への加筆によって反戦歌としての色彩が鮮明になった。 1961年、キングストン・トリオがこの曲を録音して発表した。この曲がトラディショナルであると思っていたキングストン・トリオは、著作権表示に自分たちの名を記したが、シーガー側の指摘を受けて、表示は正された。キングストン・トリオ盤は、翌1962年にヒットしたが、その背景には、アメリカ合衆国がベトナム戦争に関わり始めたことがあった。 1962年には、ピーター・ポール&マリーによってもカバーされ、こちらもヒットし、この年(つまり初版の実に7年後)以降、同曲は反戦歌として広く親しまれるようになり、現在に至っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花はどこへ行った」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Where Have All the Flowers Gone? 」があります。 スポンサード リンク
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