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花珠(はなだま)とは、日本国内で生産(養殖)される真珠(アコヤガイによる)の内、特に品質が良く、非常に出現率の低い、貴重で非常にきれいな真珠のこと。 == 判定基準 == 浜揚げ珠(海から揚げた貝から取り出したばかりの真珠)の中に、とび抜けて目立つ綺麗な珠が数粒入っていることがある。生産者はその真珠のことを「花珠」と呼ぶ。 また、真珠の浜揚げ珠一級品の入札会などでは、その「花珠」が含まれているか否かが価格決定に影響を与えた。つまり、花珠が市場に流通していなかったというわけではない。けれど、ごく少量であったので一般の消費者が目にすることはなかった。 元来、真珠の品質は、入札会を通じて、経験を積んだ熟練者の、目視判定によって決定されるものである。したがって花珠の判定基準も客観的なものは存在していなかった。 花珠鑑別基準は鑑別会社独自のものであり、業界標準の花珠基準というものは存在しない。 科学的な鑑別によって、真珠の美しさを判断するのは困難だからである。いまでも、真珠専門業者は目視判定によって品質を見極め、価値を判断している。 真珠専門の鑑別会社が設立されて、はじめて、花珠の基準というものが登場した。花珠ネックレスと言われているのはすべて鑑別会社の基準である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花珠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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