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花瓶[かびん, はながめ] 花瓶(かびん)は切花を挿す目的で用いられる容器(花器)である。一般には置物であるが、壁に掛けて用いるものは掛け花瓶という〔意匠分類定義カード(C2) 特許庁〕。なお、花器の花篭には花瓶と一体になっているものと分離しており内部に花瓶を収めるものとがある〔。
== 概要 == 花瓶の色、形、模様、材質、および大きさは多様性に富む。多くの花瓶は、挿された花をより良く見せるようにデザインされている。花瓶の外見は中に挿される花の印象を左右する重要な要素であり、同じ花であっても別の花瓶に飾れば異なる雰囲気を醸し出すこともしばしばである。 花瓶の構造上の各部分は、人体構造の各部分に例えられる。花瓶の底はしばしば足と呼ばれる。花瓶が容易に倒れないように、足は安定感があるよう設計されている。足の上に胴があり、多くの場合、膨らみを伴う。胴の上部である肩にて、花瓶の径は急速に狭まり、首につながり、花を挿しこむ口が開いている。もっとも、すべての花瓶がこれに当てはまるわけではない。たとえば、掛け花瓶の足は、尖っていたり丸みを帯びているため自立できないものもある。現代的な掛け花瓶の中には、首と胴の境がない試験管のような形をしたものも存在する。 一般的に蓋はない。また、水を入れることから、耐水性がある陶器や磁気・金属などの材料が用いられる。 小型のものは一輪挿しと呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花瓶」の詳細全文を読む
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