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花田 十輝(はなだ じゅっき、本名同じ、男性、1969年 - )は日本のアニメ脚本家、ライトノベル作家。 祖父は作家・文芸評論家の花田清輝。小山高生主宰の脚本家集団・ぶらざあのっぽ(アニメシナリオハウス)出身。 現在は株式会社「SATZ」所属。 == 略歴・人物 == 十輝(じゅっき)という名前は、祖父である花田清輝によって付けられた(名前の由来については不明)。ガンダム世代であり富野由悠季ファンでもある。好きなロボットはイデオン〔。 少年時代からアニメが好きで、大学生の時にアニメ脚本家になるために小山高生に師事する〔。 大学在学中は、脚本家として食べていくのは難しいだろうという思いからコツコツと貯金し、切り詰めた生活を送っていた。シナリオライターとして生活できないがために別の仕事に手を出し、そのまま廃業していった人間を多く見てきたため、そうならないようにという思いもあっての計画的な貯金だったという。大学卒業後、実際に脚本家としての仕事がなかったため、その貯金を切り崩しながら生活していた。本人は、プロとして生活できている現状を「運が良かった」とも語っている〔。 脚本家としての初めての仕事は『ジャンケンマン』。小山高生門下だったとき、唯一プロットが通った作品であるという。 若手時代に『勇者シリーズ』の企画コンペに参加したことがあり、多くの企画案を出していたが採用には至らなかった。 1990年代初め頃にあかほりさとる事務所に入ったのをきっかけとして、業界について多くのことを学んでいった。当時は『サクラ大戦』の文芸もやっていた〔。 数年にわたって仕事がない時期が続いていたが、『アベノ橋魔法☆商店街』のシリーズ構成に参加したあたりから、徐々にアニメの仕事が増えていったという。アニメに関しては企画の初期段階から声がかかることもあるが、受けた後で企画自体が無くなったり、同時期に複数の企画が動き出したりするため予測がつかず、仕事量の調整をどうしていいのか悩むことがよくあった〔。 アニメ制作の都合上、放送よりもかなり前に脚本を書き終えているため、放送を確認する時に「今回はどんな話だったかな」と思ってしまうこともあるが、しかし、放送を見ればどこがオリジナルの部分でどこの部分を書き足したかなど、そういった記憶が克明に蘇ってくるという〔。 脚本に関しては、元のシナリオがデータとしてある場合でもコピー・アンド・ペーストは絶対にしないという。一字一句をきちんと自分の手で打ち込まないと、その作品に沿ったテンポ(句読点の打ち方も含む)、セリフなどが掴めないという事を理由に挙げている〔。 テレビアニメでは主なサブライターとしてあおしまたかしが参加する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花田十輝」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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