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『花田少年史』(はなだしょうねんし)は、一色まことによる幽霊コメディ漫画作品、及びこれを原作とするアニメ・映画作品。 * 原作は1995年度 第19回講談社漫画賞受賞作品。 * アニメは東京国際アニメフェア2003 テレビ部門最優秀作品賞及び第8回アジア・テレビジョン・アワード長編アニメーション部門最優秀賞受賞作品。 == 概要 == 「ミスターマガジン」(講談社)誌上において平成5年11号から平成7年10号まで連載。最初の単行本はミスターマガジンKCより全4巻で発売され、1999年には同じく全4巻で文庫化もされた。ミスターマガジンKCレーベルの廃止後、2000年のアニメ化決定にともないアッパーズKCより4巻同時に再出版され、また「ヤングマガジンアッパーズ」の増刊として「花田少年史総集編」(後述)が5冊発売された。この「総集編」の4にはアニメ用に描き下ろされた新作が掲載されており(発表はアニメが先)、2004年にはこの新作を収録した5巻が番外編として発売されている。さらにアッパーズKCレーベルも廃止となり、2006年には映画化にともないモーニングKCから全5巻で再々出版されている。なお、話は4巻までで完結しているため5巻はあくまで番外編であって4巻の続きではなく、時間軸としては4巻に収録されている28話と29話の間にあたる。 1990年代の日本の田舎を舞台に、突然オバケ〔正確には人間の霊である幽霊と妖怪だが、作中では幼児語である「オバケ」もしくは「おばけ」と表記されている。〕が見えるようになってしまった少年・花田一路を中心に起こるさまざまな珍事を描く。 「現世に未練や心残りのある幽霊が成仏出来ずに彷徨っている。幽霊の姿が見えて会話も交わせる一路の元に次々に現れては、その未練を果たすための協力を乞う。他の人には見えない幽霊の願い事を一路が懸命に叶えようと奮闘する姿は周囲の目には奇異に映るが、幽霊の関係者には一路の言葉の端々に思い当たる節があるため、眉唾と思いながらも協力や理解を示す者もいる。願いが成就するとその幽霊は成仏していく」というのが物語の基本構造となっている。幽霊の未練を取り扱うため自ずと人情話が多くなっているが、作者の得意分野であるギャグ要素を取り混ぜつつ“笑って泣ける”心温まる作品として評価が高い。 単行本4+1冊と比較的短い作品ではあるが、1995年度 第19回講談社漫画賞受賞、アニメ・映画化、上述の通りレーベルの廃止ごとに他のレーベルからの再出版と高評価を受けており、作者の代表作のひとつとなっている。 2002年に日本テレビでアニメ化され、様々な賞を受賞している(後述)。また、2006年には『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』として実写映画化された(詳細は該当ページ参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「花田少年史」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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