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雪中梅[せっちゅうばい]
『雪中梅』(せっちゅうばい)は、末広鉄腸の政治小説。 == 概要 == 青年志士国野基(くにのもとい)とそのいいなずけ富永お春を中心人物とし、当時の自由民権運動熱を背景とする。作者の所属する党派(自由党)の思想が中心になっている。当時の政治小説の代表作といわれる。 日本の国会は明治23年に開設されたが、物語はその150年後の明治173年10月3日(「国会の祝日」)の東京で、50歳ほどの男性(かりに A とする)と、白髪の男性(かりに B とする)の会話から始まる(「発端」)。豪雨のために東京の上野博物館の背後にあたる鶯谷の崖が崩れたが、そこから「鴬渓先生之碑」が出土した。 碑文によれば鴬渓先生は夫婦で国会開設に尽力し、石碑は有志者が「紀念」するために建てたもので、先生の事蹟は『雪中梅』『花間鴬』の2著に述べられているという。 A が図書館から探し出した『雪中梅』を B に貸し出す、というのがこの作品のわくになっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「雪中梅」の詳細全文を読む
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