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若井みどり : ウィキペディア日本語版
若井小づえ・みどり[わかい こづえ]
若井小づえ・みどりは、元漫才コンビ。吉本興業大阪本部所属。師匠は若井はんじ・けんじ
小づえとみどりは洋裁学校の同級生で友人同士で結成。師匠の若井はんじ・けんじへの弟子入りの際、二人から「女芸人はナンボ一生懸命指導しても結婚してやめてもうたら意味ないから」独身を通す事を条件に師事を許された〔ただし芸人との結婚は許されていた。かつてみどりはトップホットシアターに出ていた頃、はな寛太と見合いさせられた事もあった。桂べかこ(現・桂南光)からもプロポーズされたが断ったという。〕。そのため双方は永年独身を通し、それをネタとウリにした。師匠の一人であるけんじが交通事故により急逝後、みどりは結婚したが、小づえは生涯独身を通し、51歳の若さで世を去った。
当初、若井こづえ・ひとみの名前でケーエープロダクションに所属。大阪梅田のトップホットシアター東宝系の演芸場)を中心に活躍した。その後、師匠の反対を押し切り吉本興業に移籍。漫才ブームの時流には直接的には乗れなかったが、花月劇場の通常の出番のみならず、テレビ出演などで多忙を極め劇場の出番に穴を開ける人気漫才コンビの代演も数多くこなしているうちに次第に頭角を現し始め、ブームが過ぎ去った後の1980年代中盤~後半にテレビ番組などの表舞台に立つまでに至った。
「結婚したい」を「嫁に、もぉてぇ~!おっきがぁるに♪まァだ無いかァ~?」のフレーズを中心に強くアピールする小づえを突っ込み、あしらいつつ進行していく芸風。解散については、みどりの結婚に伴い双方の立場に差がついてネタが出しにくくなったとの説と、みどりが正式入籍を皆に隠していたことに小づえがキレたとの説とがある。
== プロフィール ==
:若井小づえ(わかい こづえ、本名:五十嵐 雍子(いがらし ようこ)、1947年12月21日 - 1999年1月13日
:
*大阪府大阪市出身、血液型AB型、ボケ役。服装にこだわり、日本で初めてファッション・スタイリストを専属で自ら雇った女性漫才師。(実際に雇っていたのはみどり)濃い化粧と、スタイルのよい長身(みどりは割合小柄である)に個性的なファッション、その頭上には大ぶりな帽子を被り、「嫁にもぉて!」「おっきがーるに!」と客席への激しい結婚願望のアピールを特徴とする。基本的にアピールはギャグで実らないが、客が「もぉたる!」と叫んだことがあり、その時は驚きのあまり舞台そっちのけで相手を探し回るほどだった(そして照れていた)。
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*名前の表記が最初「こづえ」であったが姓名判断で「こずえ」とし、その後尊敬する4代目林家小染の小をもらい「小づえ」と変わっている。
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*解散後は吉本で芸人としての活動を続ける一方、永年鍛練していたヨガの指導者を務めていた。みどりと違い生涯独身を通し、良い意味で悠々自適の日々を送っていた最中の1998年年末、仕事の打ち上げパーティの席上でクモ膜下出血で倒れ、救急搬送されるも意識が戻らぬまま51年の生涯の幕を閉じた。
:若井みどり(わかい みどり、本名:北浦(旧姓:岩内) 也寿子(きたうら やすこ)、1944年7月29日 - )
:
*大阪府大阪市出身、血液型O型、ツッコミ役。小づえに振り回される役どころを持つ。夫は会社経営者(芸能界とは無関係)、永年入籍をしていなかった。みどりと夫が正式入籍に踏み切ったのは、先述のように師匠の一人・けんじの死去(はんじも1976年に亡くなっており、両師匠に遠慮する必要がなくなった)が機だったといわれる。
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*解散してからはソロで活動し、「日曜笑劇場」の舞台にも出演していたが、2000年からはモノマネタレントのメグマリコを相方にして漫才活動を再開(新小づえ・みどり若井みどり・メグマリコ)。「バラエティー生活笑百科」に上沼恵美子の代役でスポット出演することがある(出演した際には名前や容姿をいじられたり、夫を「殿」と呼ぶ殿ネタなどがお決まりのパターン)。
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*2007年夏、若井みどり・メグマリコを解散。家で漫才番組を見ていたみどりが、若手の台頭を目の当たりにして「自分たちがやっていくのはこれ以上無理だ」と感じ、マリコに解散を申し出た(「こころ晴天」の番組内でみどり自身が明かした)。
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*2007年10月吉本新喜劇に入団、日曜笑劇場にゲスト出演した時を含め、顔が丸いことから「自転車のチリンチリン」「シイタケの裏」「トイレのカラーボール」などといじられる(このネタは漫才コンビ時代と同じである)。
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*太っ腹すぎて常にお茶会や新喜劇楽屋で出前の料理を後輩にふるまったり若手に「ご飯食べに行かへんか?」のノリで「予防接種せえへんか?」と聞いてくるらしい。
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*2014年後半より出ギャグとしておじゃまパジャマというギャグを使用する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「若井小づえ・みどり」の詳細全文を読む



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