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若神子城 : ウィキペディア日本語版
若神子城[わかみこじょう]

若神子城(わかみこじょう)は山梨県北杜市須玉町若神子にあった日本の城。中世の山城で、現在は城跡が残る(若神子城跡)〔『山梨県の地名』、p.544〕。
== 概要 ==
所在する北杜市須玉町は山梨県北西部に位置する。西川・湯川に画された三本の尾根上に立地し、北側から北城・古城・南城の三つの城郭から構成される〔『山梨県の地名』、p.544〕。
甲斐国志』では、城主を甲斐源氏の祖にあたる新羅三郎義光とし、義光からその子孫である源義清清光に伝えられたとしている〔『山梨県の地名』、p.544〕。
戦国時代には武田氏信濃侵攻における甲信国境として重要視され、佐久・諏訪口方面からの狼煙の中継点、陣立ての場所として利用されたという。武田氏の滅亡後、武田遺領をめぐる天正10年(1582年)6月の天正壬午の乱では、信濃国から相模国北条氏直が甲斐へ侵攻し、若神子城に本陣を起き周辺の城砦に布陣した。これに対し、三河国の徳川家康は現在の韮崎市中田町中條に所在する新府城に本陣を起き、七里岩台上の城砦に布陣し、北条勢と対峙した。同年10月には徳川・北条同盟が成立し、氏直は甲斐・都留郡から撤兵した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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