|
イギリス海峡(イギリスかいきょう、英語: )または英仏海峡、フランス語でラ・マンシュ海峡(〔)、ラテン語でオケアヌスブリタニクス(〔))はイギリスのグレートブリテン島とフランスを隔てている海峡で、東端はドーバー海峡を介して北海に繋がっている。1994年5月6日のドーバー海峡間に英仏海峡トンネルが開通、高速鉄道・ユーロスターの運行が開始された。 全長約562km、最も幅の西端の約180km〔から最も狭い東端ドーバー海峡の約34km〔と全体的に非常に凹凸の多い地形になっている〔"English Channel". The Columbia Encyclopedia, 2004.〕。 ヨーロッパの大陸棚周辺にある海域で最も小さい海峡であり、約75,000の範囲がイギリス海峡と呼ばれている〔"English Channel." Encyclopædia Britannica 2007.〕。大陸棚上にある海峡であるため〔、最深部で172m〔、平均水深54mの浅海であり〔、フランス海岸近くにイギリス領であるチャネル諸島がある(後述)。 == 名称 == 16世紀から18世紀の前半にかけて、オランダの海図に「エンゲルス海峡」 () と記載されて以来、「英仏海峡」の名前は広く使用されている。また、「ブリティッシュ海峡(イギリスの海峡)」 () として知られている〔A chart of the British Channel. / Jefferys, Thomas / 1787 〕。それ以前にはブリティッシュ海(イギリスの海)として知られており、2世紀の地理学者であるクラウディオス・プトレマイオスの "''Oceanus Britannicus''" にもそう記載されている。同様の名称は1450年代のイタリアの地図 "''canalites Anglie''" の上でも使用されている。これは最初の「海峡」名の使用である記録と考えられる〔"Map Of Great Britain , Ca. 1450", Collect Britain〕。 フランスでの「ラ・マンシュ海峡」という名称は17世紀以来継続して使用されている〔。名前の由来は英仏海峡のスリーブ(, )からであると言われているが、スコットランドではケルト語で「海峡」を意味する「ミンチ海峡」が語源であると主張されている〔(Room A. ''Placenames of the world: origins and meanings'', p. 6).〕。平凡社の世界大百科事典によれば、西端から東端に至る過程で徐々に狭まる海峡の形状を、フランス語で「袖」の意味を表す「ラ・マンシュ」に喩えたのが由来であると説明されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「イギリス海峡」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 English Channel 」があります。 スポンサード リンク
|