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茅ヶ崎館(ちがさきかん)は、神奈川県茅ヶ崎市にある旅館。 == 概要 == 創業は1899年(明治32年)。 茅ヶ崎の別荘地・保養地としての歩みを具体的に示す存在であり、湘南にかつては多く存在した海浜旅館としての様相を良く残し、湘南の文化史上極めて貴重な建造物であるとして、2009年(平成21年)1月に、茅ヶ崎館の広間棟・中二階棟・長屋棟・浴室棟の4件が、茅ヶ崎市で初めての登録有形文化財(建造物)となった。 現在は旅館としての宿泊・飲食サービスのほか、映画上映会やコンサート、展示会などのイベントも行っている。 映画監督の小津安二郎が、1937年(昭和12年)に初めて訪れて以来、庭に面した「二番」の部屋を仕事部屋とした。小津は茅ヶ崎館滞在中、『父ありき』『長屋紳士録』『風の中の牝雞』『晩春』『宗方姉妹』『麦秋』『お茶漬の味』 『東京物語』『早春』など数々の作品の脚本を仲間の柳井隆雄、池田忠雄、野田高梧らと共に執筆した。 小津は滞在中、部屋を訪れた来客に自ら酒の肴を料理してもてなしていた。煮詰まったすき焼きにカレー粉を加えた「カレーすき焼き」は最上級のサービスで、その時の痕跡がいまでも天井に油染みとして残っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「茅ヶ崎館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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