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茅沼炭鉱軌道[かやぬまたんこうきどう]
茅沼炭鉱軌道(かやぬまたんこうきどう)は、かつて北海道後志支庁管内古宇郡泊村の茅沼炭鉱で運行されていた軽便鉄道である。後に索道を経由する日本国有鉄道(国鉄)岩内線岩内駅までの茅沼炭鉱専用鉄道が運行されたが、敷設ルートは全く異なる。 茅沼炭鉱軌道は日本で最初の鉄道といわれている。 == 茅沼炭鉱軌道 ==
=== 建設の経緯 === 1856年(安政3年)、茅沼にて偶然石炭が発見された。開港まもない箱館にとって、欧米の蒸気船用の石炭の確保は重要であった。直ちに箱館奉行所は茅沼にて石炭の調査を開始する。 1864年(元治元年)、箱館奉行所はアメリカ人技師を招き、茅沼炭鉱の採掘を開始した。そのような中、鶴嘴ともっこといった人力による採掘運搬を見て、イギリス人技師エラスムス・ガウワー〔文献により名前が違う。ガール(E.H.Gaal) 、ガワー(E.H.M.Gower) 、ジェウェア(E.H.M.Geware) 中西 26-27頁〕が、効率化のために鉄道(トロッコ)の建設を提案する。1866年(慶応2年)には測量が開始され、建設が始まる。しかし、1868年(明治元年)からの戊辰戦争の影響により建設は中止される。やがて建設は江戸幕府から明治政府に受け継がれ、1869年(明治2年)に開通する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「茅沼炭鉱軌道」の詳細全文を読む
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