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茅渟皇子 : ウィキペディア日本語版
茅渟王[ちぬのおおきみ ちぬのみこ]
茅渟王(ちぬのおおきみ・ちぬのみこ、生没年不詳)は、飛鳥時代皇族押坂彦人大兄皇子の皇子で、母は漢王の妹・大俣王(おおまたのみこ)。異母弟に舒明天皇桜井皇子の女・吉備姫王(吉備島皇祖母命)を妃とし、宝女王(皇極天皇・斉明天皇)と軽王(孝徳天皇)を儲けた。茅渟皇子智奴王とも。
系譜記事に名が現われるのみで、事績は全く不明である。歴史学者の塚口義信は、『新撰姓氏録』左京皇別に見える百済王 (百済親王)に同一人とする説を出しているが〔塚口義信「茅渟王伝考」『堺女子短期大学紀要』25号、1990。〕、確実ではない。『延喜式』諸陵寮によれば、片岡葦田墓(かたおかのあしたのはか)〔孝霊天皇の片丘馬坂陵、顕宗天皇の傍丘磐坏丘南陵、武烈天皇の傍丘磐坏丘北陵(片岡三陵)と合わせて「片岡三陵一墓」と呼ばれることもある。〕
に葬られたとされ、塚口は奈良県香芝市平野塚穴山古墳方墳・辺18m、国の史跡)をそれに当てている。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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