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茅蜩 : ウィキペディア日本語版
ヒグラシ

ヒグラシ(''Tanna japonensis'')は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に属するセミの一種。日本を含む東アジアに分布する中型のセミで、朝夕に甲高い声で鳴く。
日本ではその鳴き声からカナカナカナカナ蝉などとも呼ばれる。漢字表記は茅蜩秋蜩日暮晩蝉などがあり、季語にもなっている。
== 特徴 ==
成虫の体長はオス28-38mm、メス21-25mmほど。オスの腹部はメスよりも明らかに太くて長く、オスメスの区別がつけ易い。また、オスの腹腔内は大きな共鳴室が発達しているためほとんど空洞で、光が透けるほどである。体色はほとんど赤褐色だが、頭部の複眼付近、前胸の縁と背面中央は色をしている。ただし体色は個体群によって変異することがあり、山地のものはより黒っぽくなる傾向がある。
なお、おもにヒグラシの成虫の寄生虫としてセミヤドリガ(''Epipomponia nawai''、Dyar, 1904)というの一種が知られ、成虫の腹部に1匹-数匹の虫型のセミヤドリガの幼虫が外部寄生していることがある。またニクバエ科の一種・ヒグラシヤチニクバエ(ヒグラシヤドリバエ、''Angiometopa cicadina''、Kato, 1943)も稀にヒグラシに寄生するとされる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒグラシ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tanna japonensis 」があります。



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