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茶外茶(ちゃがいちゃ)は、茶と呼ばれるがチャノキ以外の植物などから作られる飲料及び、複数の原料を調合した非茶類の飲料のことである〔日本経済新聞2001年1月13日夕刊6面 国立民族学博物館名誉教授 周達生氏寄稿〕。 == 概要 == 茶は、チャノキの葉や芽、茎を加工して作られる飲み物であるが、チャノキ以外の植物の葉、芽、花、樹皮、根などを材料として湯を注ぎ抽出したものも「茶」と呼ばれてきた。それらの広義の「茶」を、一般的な茶と区別するため茶外茶など様々な名称が用いられている。また、その原料として使用されているものは植物に留まらず、椎茸茶のような菌糸類や虫糞茶のように動物の糞を加工したものもあり、原材料の個性を味わえることのできる飲み物である〔『日本茶のすべてがわかる本』p.17〕〔『日本茶のすべてがわかる本』p.17には、''「農林水産省や、総務省等の生産・消費者等の統計などでは『他の茶葉』に分類されています。」''とある。〕。また、複数の原料をブレンドしたものや、チャノキの葉が含まれているものも、茶外茶として扱われることがある。 中国茶においては、本来のチャノキより採取した茶葉を用いた茶を。また、台湾では茶葉を茶芯といい茶芯茶と呼び区別している〔『台湾茶の楽しみ方とおいしい料理』p.120〕。 チャノキから作られた茶は長い間嗜好飲料として安心して飲まれてきた歴史を持つが、これら茶葉を用いない飲料にも「茶」と名づけることで安心して飲める飲料であるというイメージを与えたものとする説もある〔『中国茶 雑学ノート』p.90〕。 中国においては「茶外之茶」、「非茶」、「非茶之茶」などとも呼ばれ、保健茶、薬茶、養生茶、花茶、工芸茶〔花茶を加えることは異論があるが、茶外の茶も楽しもう!「中国茶」All About 、『やさしい中国茶のほん―茶人から知る歴史・文化・茶の作法』28頁では花茶、工芸茶を茶外茶として分類している。〕などが含まれる。植物を原料とするものは草本茶または花草茶と呼ばれている。 日本においては「茶ではない茶」、「茶外の茶」などとも呼ばれ、健康茶、野草茶、代用茶、養生茶、漢方茶、変わり茶などが含まれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「茶外茶」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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