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荒俣宏 : ウィキペディア日本語版
荒俣宏[あらまた ひろし]

荒俣 宏(あらまた ひろし、1947年7月12日 - )は、日本博物学者図像学研究家小説家収集家神秘学者妖怪評論家翻訳家タレント玉川大学客員教授武蔵野美術大学造形学部客員教授、サイバー大学客員教授、日本SF作家クラブ会員世界妖怪協会会員。翻訳家としての筆名団 精二(だん せいじ)を用いていた。また、雑誌『BOOKMAN』における筆名に本野 虫太郎を用いていた。
日本大学藝術学部芸術研究所教授などを歴任した。
== 概要 ==
東京都出身。中学生にして平井呈一弟子入りし、のちに紀田順一郎に師事した。幻想小説怪奇小説に魅かれ、野村芳夫同人誌を発行するとともに、鏡明と国外作品の翻訳に取り組み、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトロバート・E・ハワードらの作品を手掛けた。「英雄コナン」シリーズの翻訳を通じて、日本に初めてヒロイック・ファンタジーを紹介したことでも知られている。翻訳の過程で生み出された「魔道」や「魔道士」といった訳語は、のちに日本の幻想小説においても広く用いられるようになった。大学卒業後は日魯漁業プログラマとして勤務する傍ら、旺盛な執筆活動を続けた。小説家として独立後、伝奇小説の「帝都物語」シリーズがベストセラーとなった。著作で陰陽道風水を取り上げたことから、それらが広く一般に認知されるきっかけとなった。また、博物学についても関心を持ち、「世界大博物図鑑」シリーズを完成させた。そのほか、神秘学民俗学などにも関心を持ち、特に妖怪研究では水木しげるに師事した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「荒俣宏」の詳細全文を読む



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