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荒子観音寺 : ウィキペディア日本語版
荒子観音[あらこかんのん]

荒子観音(あらこかんのん)は、愛知県名古屋市中川区荒子町にある天台宗寺院
荒子観音寺」とも称するが、正式には「浄海山圓龍(円竜)院観音寺」。「荒子の観音さん」としても親しまれている。尾張四観音のひとつに数えられる。本尊は聖観音(しょうかんのん、33年に1度開扉の秘仏)。
==沿革==
寺伝によれば、天平元年(729年)、泰澄の草創と言い、天平13年(741年)、泰澄の弟子の僧・自性が堂宇を整えたと言う。泰澄は加賀(石川県)の白山の開祖とされる伝説的人物であり、以上の草創伝承がどこまで史実を伝えるものかは定かでない。
創建当時は中川区高畑町(現在地の西側)にあり、興廃を繰り返して現在の場所に落ち着いたと考えられている。
*天文5年(1536年):多宝塔が再建される(名古屋市内に現存する最古の建物・国の重要文化財
*天正4年(1576年):前田利家により本堂が再建される。この時自身の甲冑も寄贈している。
:利家は荒子の土豪の家に生まれ、北陸に所領を与えられるまで寺の近くに荒子城を構えていたとされる。ちなみに当寺は彼の菩提寺でもある。
*延宝貞享年間 :円空が当寺を数回訪れ、山門の仁王像や1,200体を超える木彫仏像(円空仏)を残した。
*大正5年(1926年):現在の山門を完成した〔名古屋市ホームページ(都市景観重要建築物指定物件・観音寺) 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Arako Kannon 」があります。



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